腰痛で整形外科などの治療院にいかれて、「坐骨神経痛だ」と言い渡される方は非常に多いです。

それもそのはず、腰から下に痛みやしびれが出ると、ほとんどが坐骨神経痛と総称されるからです。
坐骨神経痛は症状であり、病名ではありません。
病名のつかない肩の痛みが五十肩と総称されるようなものです。

ですから原因はさまざまあり、したがって治療法もその原因によって違うのは当然のことです。
また、坐骨神経痛になるとまずは安静とか、痛み止めの薬、ブロック注射と言われますが、これはあくまでも対症療法で、痛みを止めるのが最優先になっており、根治療法にはなりません。

坐骨神経痛の原因

大きくは二つに分かれます。
ひとつは、坐骨神経の根本に圧迫を受けて痛みやしびれが生まれるものです。
これはほとんどが背骨の障害から来るもので、この背骨の障害を解決しないと症状を改善することができません。

もうひとつは、坐骨神経の通り道にある筋肉に圧迫されて、痛みやしびれが生まれるものです。
これは筋肉の緊張や、体のゆがみによる筋肉のねじれが神経を圧迫して起こるもので、この筋肉の状態を改善しないと症状を改善することができません。

坐骨神経痛の治療

1.神経の根本が刺激を受けた場合

特定の腰痛に関連する病名のついた方や、特に骨に異常がないと言われた方でもレントゲンに写らないレベルの背骨のゆがみを持った人に起こるのが原因ですから、神経を圧迫している背骨を元の状態に戻してあげればいいわけです。

問題は、その背骨の症状の度合いによって改善までの時間やプロセスが変わるという事です。
背骨を矯正するという事になりますが、治療法やアプローチ法はさまざまでどれが一番とは言い難いところがあります。

しかし、この治療によりおおむね改善しているのが実情です。

2.神経が筋肉に圧迫された場合

神経を圧迫する代表的な筋肉は梨状筋という、お尻にある筋肉です。
実際には、他の筋肉の緊張で発症することもあるようです。
このように、神経を圧迫する筋肉を緩めてあげれば改善するのですが、梨状筋その他の筋肉が体自体のゆがみによって緊張を起こしている場合が多いので、背骨と同じようにゆがみを矯正することが早道であると言えます。