臨床経験を積んで行く中で、従来の腰痛のメカニズムは本当に正しいのだろうか?と考えることが多くなりました。
今回は当院で考える腰痛の原因をお伝えいたします。

一般的には骨盤が歪むから腰が痛くなる骨盤矯正をする良くなるという図式です。
しかし、その中には幾つもの疑問が生まれてきます。

○なぜ骨盤が歪むのか
○なぜ骨盤が歪むと腰が痛くなるのか
○なぜ骨盤矯正をすると腰痛が良くなるのか
○骨盤矯正はどうやるのか

思いつくだけでもこれだけあります。

なぜ骨盤がゆがむのか

股関節

よく言われるのは、良くない姿勢です。
横座りしたり、あぐらをかいたり、脚を組んだりすることで骨盤の状態がアンバランスになってそのまま歪みとして残ってしまうと言うもの。

もちろん長い長い期間悪い姿勢を続けていれば、骨盤や周囲を支える筋肉のバランスが変わって歪むことはありそうです。
しかし、実際に一番多いと考えられる骨盤を歪ませる原因は、腰椎です。

腰椎とは、背骨の最下部にあたる下から5個分をいいます。

脊柱(側面)
この腰椎に起こった障害(レントゲンで確認できるものから確認できない微細な関節のズレ、またはその関節周囲の硬結や炎症)が腰から下に伸びる神経を刺激して、痛みやしびれを起こします。

5b5b7d07d67c94bd8dd4b6bb21f0c091_m
実は骨盤の歪みはこの痛みやしびれを最小限にとどめようとする体の働きです。
例えば、右足を怪我した人は、普通に足をつくと痛いのでできるだけ左足に体重をかけて右足の負担をかけないようにしますよね。
骨盤は天秤のように左右のバランスをコントロールする働きがあるので、体に一番負担のない状態にします。

667604

歪ませてバランスを取り、体に負担のない状態へ

667623
それが骨盤の歪みです。

なぜ骨盤がゆがむと腰が痛くなるのか

ですから、実は骨盤の歪みが出ただけでは腰痛にはならないんですね。
現に、これは相当痛くてもおかしくないと感じるほど歪んだ骨盤をしていても、全然痛みや症状がない人が普通にいます。
(ただ、そのような方は歪みがあって普通の状態なので体全体が歪んでいることが多いです)

それでも、元々腰椎に障害があって歪みが出ているので、その障害が益々大きくなれば体をかばうための歪みも益々大きくなります
そして、歪みに歪んで、これ以上耐えきれなくなった時に痛みに変わります
※腰椎の障害の原因は内蔵疲労、回復力の低下、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、自律神経のアンバランスなど様々であったり、複合されていたりしますので、特定するのが難しいことが多いです。

なぜ骨盤矯正をすると腰痛が良くなるのか

今までの話の流れで考えると、腰椎が悪いから骨盤が歪むのだから、腰椎を良くすれば骨盤の歪みは取れる事になりますね。

その通りです。

治療のアプローチの方法として、結果(症状)を改善することから原因を改善していくことも可能です。

でも、このアプローチは効果が薄い場合や、時間がかかる場合があります。
力技で骨盤の歪みを取ったとしても、本来歪むべくして歪んでいるのですぐに元に戻ってしまいます。

だから、即効性を考えればやはり原因である腰椎を改善したほうが望ましいです。
腰椎を調整すると骨盤の歪みは瞬時に消えてしまいます。

もちろん、体には変化を嫌い元に戻そうとする働きがあるので、いい状態を体に覚え込ませる必要はありますが、歪みはなくなります。
このように、骨盤矯正が腰痛を治すのではなく腰痛がよくなると、骨盤は自然といい状態に戻っていくのです。

骨盤矯正はどうやるのか

もうお分かりいただけたかと思いますが、腰痛を改善するために骨盤の歪みを取る必要はありません。
腰痛の原因である腰椎を調整することが、症状を改善し、骨盤の歪みを取ることになります。

てのひら整体院では、骨盤を腰椎を刺激するための道具として使います。
障害があると考えられる腰椎を狙って、骨盤から軽い刺激を送ります。

100

腰痛には特殊なケースの腰痛が幾つかありますが、それらを除いた腰痛はこの骨盤矯正法で済んでしまいます。
軽く触れて骨盤を揺らす程度の刺激なので、妊婦さんにも安心して受けていただける施術です。

本当の腰痛のメカニズムをご理解いただき、即効性のある骨盤矯正をお試しになってみてください。