頭痛肩こりを姿勢から改善するてのひら整体です。

ひどい肩こりだと思っていたのが、実は単なる肩こりではなく放っておくととてもつらい症状に進んでしまうケースがあります。

今回は、単純な肩こりではない症状をいくつかのタイプに分けて説明します。

※あくまでも当院での臨床経験から例として取り上げたもので、一般的な情報とは違いがあるかもしれませんがご了承ください。
また内容は当院独自の考え方ですので、これだけが正しいという事ではない旨ご理解下さい。

上を向くと首、肩、腕が痛む

アゴを上げて上を向いたときに、下の図の赤い丸で囲んだところに痛みやしびれを感じます。
(図では左側ですが、右側に出る場合もあります)

背中1

1.最初は気になる程度の違和感だったものが、そのまま放っておくと痛みが増してきます。
2.悪化すると、首を少し動かしただけでも痛みやしびれを感じるようになります。

3.次第に痛みが激しくなり、じっとしていても我慢できない激痛になります。

4.夜寝ることもできないくらい、常時痛みが襲うようになります。

肩の痛みの原因

当院で扱ったこの症状の原因は、ほとんどが頚椎と上部胸椎の歪み、損傷によるものです。

頚椎は、もともとムチウチその他で歪みや損傷を持っている方が多いです。

加えて、下の図のように頸椎(首の骨)のすぐ下の部分(上部胸椎:赤い丸で囲んだ部分)にゆがみが生じて、それが時間の経過とともに損傷の度合いが強くなり、悪化していくものと考えます。

背骨1

では、なぜ上部胸椎にゆがみが生じるか。

背骨を横から見ると、下の図のようにたくさんの小さな関節(椎骨)がだるま落としのように重なっています。

背骨横

上を向いたり、下を向いたりする時には、この椎骨ひとつひとつが少しずつ滑って動きます。

それが、疲労が積み重なってしまうなど、何らかの理由で椎骨がうまく滑らなくなります。

滑りが悪くても、痛みがないうちは体が強引に上や下を向き、その負担が一番受ける椎骨にかかります。
その状態が度重なると、一番負担を受けている椎骨がずれて、ずれた椎骨の周囲の組織の損傷が増していく、と考えられます。

実際には上部胸椎からの神経が肩や首に直接関連しているわけではないので、むしろこの椎骨周辺の組織が損傷することで固くなり(体は、損傷部位の周辺を守るために固くなる機能があります)、それが首や肩、腕につながる神経に影響を与えていると推測されます。

施術と日常生活のケア

【施術】
頚椎と上部胸椎の歪みと損傷を回復させることで改善しますので、歪んだ椎骨を調整します。

椎骨周辺の組織が損傷しているうえに、激痛を伴う症状なので、基本的に強い圧を加えたりすることはありません。
歪んだ椎骨自体、関節としての動きが悪くなっているので、ほんのわずかな圧で椎骨に動きをつけて行きます。

損傷の度合いによって歪みの改善スピードに個人差がありますが、遅くとも3~5回の施術で関節がスムーズに動くようになります。

痛みもそれに並行して緩和していきます。
その後は、周囲の組織の損傷が回復して痛みが完全になくなるまで、間隔を広げながら何度か施術します。

3週間程度間隔を空けても痛みが出なくなれば、ほぼ問題はなくなります。
ただ、その期間中に無理な姿勢や激しい動きをすることで再発する可能性があるので注意が必要です。

【日常生活のケア】
施術後は、患部をあまり動かさないようにします。
特に、上を向く動きは損傷をますますひどくしてしまうので、極力しないようにします。

前提として、背骨の動きが悪くならないように体を良好な状態にしていくことが重要です。
不調な体のままで施術を続けても、またすぐに悪化してしまいます。

そのためには、健康で疲労をため込まないことを意識した日常生活を送る必要があります。

健康の3大必須要素は、「食事」「睡眠」「運動」です。

「食事」
体を作っているのは、あなたが日頃食べたり飲んだりしている物です。

その食べ物、飲み物の中の栄養素を血液が体の隅々に届けて、新しい細胞を作り、傷ついた細胞を修復し、古い細胞を処分して新陳代謝しています。

だから、栄養のバランスがとれた食事をしないとバランスの良い正常な細胞を作ることも、傷ついた細胞を修復することもできません。

正常な細胞ができない、細胞の修復ができないとなれば、体は壊れて行ってしまいます。
できるだけ有害なもの(添加物の多い食品や化学処理をされたもの)を取らず、栄養のバランスのとれた食事を心がけましょう。

「睡眠」
あなたの体は、眠っている間に疲労を回復し、不調な部分を修復し、脳の情報の整理をするという重要な作業をしています。
これらの作業のひとつでもおろそかになれば、健康な体は作れなくなります。

そのために、良質で十分な睡眠時間を確保する必要があります。
良質とは、成長ホルモンが活発に活動して体を回復する時間帯に 深い睡眠をとることです。

深い睡眠をとるためには、
・ストレスのかかる姿勢や寝具などを使わない
・寝る直前までテレビやパソコン、スマホなどの画面を見続けないこと(脳が興奮するため)
・お風呂などで体温を上げる事
などがあります。

十分な睡眠時間は、個人差もありますが7時間前後が理想です。
睡眠不足だけでなく寝過ぎも体調を壊す原因になることがあるので注意しましょう。

「運動」
運動と言っても、激しい筋トレなどをする必要はありません。

運動の目的は、体内の循環機能(血液、リンパ)を高める事なので無理なく筋肉を動かし続けるのが理想です。

私がお勧めしているのはウォーキングです。
もちろん、歩くのも支障があるほど体の状態が悪い時はお勧めしません。
歩いても歩かなくても症状が変わらないという事なら歩いた方がいいです。

このように健康を心がけた日常生活を送っていると、次第に疲れにくくなり、回復力、免疫力も高まって強い体になります。

体が強くなってくると、首や肩に負担をかける悪い姿勢も自然に改善していきます。
ですが、やはり体に負担をかけない楽な姿勢を意識することも習慣にしましょう。