「どうもよくなっているような感じではないんですよね」

残念ながら、皆さんがすぐによくなるというわけには行きません。

今回のお客様も、もしやと思っていましたが、予想が当たってしまいました。

1回目で体全体の状態としてはよくなっています。
このお客様の症状は、肩から腕にかけての痛み。
それも、指先までつながる神経に沿った鈍い痛みでした。

「どんな時に一番痛みを感じますか?」

「座っている時にはじっとしていても痛いので、横になっていると楽です。自転車に乗った時もすぐに痛くなってきたのでやめてしまいました」

このお客様の痛みは、首の骨(頚椎)と背骨の上の方(上部胸椎)の動きが悪くなったことで起こっています。
しかも、姿勢が良くなくて、座っていても背中を丸めてあごが上がった状態です。

「上を向いたときに、痛みが増しませんか?」

「はい、増します」

明らかに原因は肩からではなくて、頚椎(と上部胸椎)の圧迫に起因しています。
そこで、動きの悪い関節を緩めて、両側の固くなった筋肉を緩めました。

この症状の難しいところは、すぐには痛みが消えないことが多いことです。
同じような症状の方を何人も見させていただいていますが、すぐに痛みが緩和する方は稀です。

しかし、時間はかかってもよくなっていくのは間違いありません。
このお客様が治るまであきらめずに治療を続けていけるかどうかだけの問題です。

「必ず良くなりますからね」

この言葉がお客様に伝わりますように。