頭痛・肩こり・腰痛・その他さまざまな体の症状...

実は、整体ではこれらの症状を治すことはできません。
個人的には、整体だけではなくマッサージや鍼灸も指圧も、その他専門医が担当するような病気もお医者さんや整体師が治しているのではないと思っています。

これらを治せるのは「自分の体」だけです。

「自然治癒力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「自己治癒力」と呼ぶ人もいます。

人間に限らず、生き物はすべて自分で自分の体を治す力を持っています。
仮に骨折して整形外科に入院したとしても、骨をくっつけるのは自分の体です。
切り傷を縫ってもらったとしても、皮膚をつなぎ合わせるのは自分の体です。

結局、治しているのは自分の体自身です。

では、整体に行くと良くなるように思うのはなぜなんでしょう。
整体(そのほかの各種の療法も同じです)は、「自然治癒力」が効率よく効果的に働けるようにお手伝いをしているにすぎません。

「自然治癒力」を高めるのに必要なものは、「体液(血液・リンパ液など)の循環」と「十分な栄養」と「質の良い睡眠」です。

その中でも、体液の循環を上げることは、損傷した組織に十分な体液を送り込む役割を果たす、治すための大事なお手伝いです。

損傷した組織を回復させるには、十分な酸素と水と栄養素が不可欠です。
それを補給するのが体液です。

「十分な栄養」を含んだ体液を、体の隅々まで循環させて、「質の良い睡眠」をとって回復しやすい環境を作ることで、損傷した細胞組織は再生され、古い細胞は取り除かれて新しい細胞を生み出します。

このサイクルの中で体は治っていきます。

このプロセスを見ていただけば分かるように、治すという意味で整体ではちょっとしたお手伝いをしているにすぎません。

では、整体は役に立つのか。
実は、整体の本当の存在意義は、治す以前の「予防」にこそ力を発揮するのです。

体が壊れていくのにも、段階があります。

・疲労の蓄積
・疲労からの体のゆがみ
・ゆがみからの体液の循環不全
・循環不全からの組織の損傷
・症状の発生

症状はいきなり発生するのではなく、発生するまでにはこれだけの段階を経ているのです。
ですから、この段階の途中で体が壊れていくのを止めてしまえば、症状は発生しないことになります。

整体でも治すお手伝いができるのは前述のとおりですが、症状が出る前に防いでしまう方が、治療のために何度も通う必要がなく、体のためにも経済的にも有利なのです。

私たち整体師が繰り返しメンテナンスの必要性をお伝えするのはそういう理由からです。