高齢のお客様が来院されました。

健康のために、週3回運動施設に通っているそうです。
行うのは30分程度の軽い運動で、終わると汗がでて気持ちがいいそうです。

とてもいいことだと思いますが、「筋肉の強化」という意識をお持ちだったので、
「筋肉を強くしようと思うよりも、血のめぐりを良くするつもりぐらいでいいですよ」
とお伝えしました。

よく、腰痛や肩こりになると「筋肉が弱っているからだ、鍛えなさい」と言われることがあると思いますが、実際には筋肉が弱っていることが直接腰痛や肩こりの原因になることはほとんどありません(私の経験上です)。

もちろん、筋肉は弱いよりも強い方がいいですが、無理をして鍛えようとすると、かえって体を壊しかねません。
強くしようと思うよりも「元気に」してあげようと思った方がいいです。

元気にするには、酸素と栄養素を血液にのせて、体の隅々まで送り届けてあげるだけです。
それには、『筋肉を動かせばいい』です。

無理に鍛えるために強い負荷をかけなくても大丈夫。
無理なく動かしてあげるだけで、血液が循環して酸素・栄養素を送り込んでくれます。
そして、老廃物も回収してくれます。

適しているのは「ウォーキング」です。
歩くだけで、十分筋肉を(だけでなく体全体を)元気にしてくれます。
また、別に歩かなくても、体を動かしているだけで循環は上がりますから、必ずしも外に出て歩く必要はありません。

ただ、特効薬ではありません。
毎日継続することで効果の出る、漢方薬的なものですから、継続して循環が滞らなくしておくことが大事です。