時に施術効果が出にくいことがあります。

前回と同じように施術をしても変化が出にくかったり、合うはずの刺激の量が変わったりして、あれっ!?と思います。

確認してみると、施術の際に体を締め付けるものを身につけていることがあります。
いわゆる矯正下着、補正下着と呼ばれるものなどです。
ボディスーツやガードルも含まれます。

このように体を締め付けるものには功罪があります。

当然スタイルを良く見せることを目的にされているので、着衣の場合には実際よりもスマートに見えます。

残念ながら私は使用したことがないのですが、長期間利用すると体形が整ってくるそうなので、そのような効果も期待できるかもしれません。

ですが、体の働きという観点から見ると良い事ばかりではないように思えます。

第一に体を締め付けるという事は、血流やリンパの流れを阻害する可能性があります。

ご存知のように、血液やリンパは酸素や栄養素を運んだり、老廃物を回収したりという重要な働きがありますが、血管やリンパ管を締め付けた時には踏んづけたホースのように流れが悪くなります。

このような循環不良(血液やリンパなどの体液の流れが悪くなること)が起こると、コリや冷え、むくみ、その他さまざまな体のトラブルの原因になります。

第二に体を補正することで、本来体が持っている働きを衰えさせることになります。

一例ですが、お尻が垂れていることを気にして常にガードルをはいていた方が、ガードルを脱ぐとなおさら垂れてしまっているという事がありました。
これは、体は意外に怠け者で、しないでいいことはやらなくなってしまうからです。

特に、運動などで引き締めていた筋肉は運動をしなくなると緩みます。
緩むというより弱るといった方が近いかもしれません。

お尻は、でん筋が引き締まっていることで周りの脂肪を引き上げているのに、代わりにガードルが支えてしまうからでん筋が弱って周りの脂肪を引き上げられなくなるのです。

本来、体を引き締める役割は体が持っている物なので、その役割を最大限に活用した方がいいです。
もちろん、他の助けを借りない分面倒にはなりますが。

次に本題である整体という観点から見てみましょう。

当院の整体では、体にごく弱い刺激や振動を伝えることで体の反応を呼び起こします。

例えて言うと、水面に石を投げいれた時に広がる波紋を届かせるイメージです。
波紋の広がる途中に大きな岩があれば、そこで波紋は消えてしまいます。

体を締め付けるものは、この大きな岩のような障害物になってしまうのです。
締め付けるものが多ければ多いほど障害物が多くなり、効果は弱まってしまいます。

だから、施術によって最大限の効果を発揮するためには、体を締め付けるようなものは外してから受けることをお勧めします。