肩から腕にかけての強い痛みで来院されたお客様。
整形外科に通院するも痛みが取れずに来られました。

何度か手がけた症状で、痛みが緩和するのに時間がかかるのがわかっていたので、お客様にその旨お伝えしました。

初回の施術で思いのほか緩和しました。
2回目の施術で、ちょっと痛みが戻りましたがその後すぐに緩和しました。

3回目には、この方に適切な刺激がわかっていたので、ちょうどいい所で施術を終了しました。
ところが、お客様には物足らなかったようです。

「もっと痛くても我慢するから、早く治るように強くやってもらいたい」

という事です。

残念ながら、我慢するほどの痛みをともなう施術は早く治るための役に立ってはくれません。
この方の症状の場合、胸椎の周辺組織の損傷が考えられます。

損傷は表面的なキズに例えると、深い切り傷のようなものです。

深い切り傷を強く刺激すると、傷口が開いてよけいひどくなります。
切り傷のように目には見えませんが、この方の損傷も同じです。

だから、傷口が開かないくらいの刺激で修復していかなければ、かえって回復を遅らせることになります。

私もこの症状になって、とてもつらい思いをしたことがあります。
だから、この方の気持ちは痛いほどわかります。

それだけに、なおさら最短で良くなって頂きたいと思い施術していることをお伝えしました。

近道は魅力的です。
でも、その道はとても危険な道でもあるのです。