当院にも肩こりや首こり(首痛)にお悩みで

「枕が合わないんじゃないかと思う」とか、

「オーダーで枕を作ったんだけど、いまいち効果が良くわからない」

と言われる方がいらっしゃいます。

枕を選ぶ目的としては、
・寝心地のいいものが欲しい場合
・肩こりや首こり(体全体の不調でもいいのですが)を解消したい場合
がありますが、このふたつは必ずしもイコールではありません。

寝心地を求めるならば、素材を試しながらオーダーしてもそれなりのものは手に入ると思います。
ですが、体の不調を解消するにはそれだけの構造的な条件が必要になります。

一般的にオーダーメイドの枕の基準が、
「立った姿勢を90度回転させて(横になった状態)再現する」
という事が多いようですが(全部調べたわけではありませんから、他にも基準があるかもしれません)、私の知る限りその基準自体がしっくりきません。

なぜなら、立っている状態での首の骨と横になった場合の首の骨では力のかかり方も力のかかる方向も違います。

また、立った姿勢がベストだという事も必ずしも正解ではないと思います。
ですから、根本的に基準とするものが違っているので、ベストなものにならないのです。

立っている時の首のアーチを寝ている時にも無理やり作ろうとすれば、首の骨に負担をあたえてしまいます。
そうすると、体は緊張状態になってしまいます。

それでは、質の良い睡眠はとれません。
質の良い睡眠がとれなければ、不調は改善しません。
逆に不調を助長することになります。

大事なことは、寝た状態で首の骨に負担をあたえないことです。
首の骨をできるだけフリーな状態にしてあげると、体は緊張せずにむしろ体のゆがみを解消しようとしてくれます。

首の骨をフリーな状態にするには、枕の高さでも首にあたるアーチでもありません。
全体の構造と素材の固さなんです。