産後のママさんで時々いらっしゃるのがお尻の痛みです。
『お尻の割れ目のあたりが痛くて座っていられない』と来院されます。

お尻の割れ目のあたりには、『仙骨』という骨があります。
左右の骨盤を真ん中でつないでいる逆三角形の骨です。

それほど大きくない骨ですが、体の中心にある大事な骨です。
治療院によっては、「ここさえ調整すれば大丈夫」といっている所もあります。

この仙骨の一番下に尾骨(尾てい骨)があり、そこが痛いと思う方もいます。
尾骨がゆがんだり折れたりしていることもありますが、たいていは仙骨がゆがんでいます。

骨というと、固くて動かないと思われがちですが、実際の生きた人間の骨は柔らかいといわれています。

だから、一見動かなそうな骨も調整することができます。
仙骨もひとつのかたまりに見えますが、実際には動く関節として存在しています。

『お尻の割れ目の痛み』は、その関節をスムーズに動くようにしてあげればすぐに改善します。

ただ、実際に痛くなる原因は出産の時よりも生活の中にあるように思えます。
赤ちゃんにお乳を上げる、おむつを替えるなどの時にする姿勢から来ているようです。

出産前後のママさんの関節は、骨盤を広げるために分泌されるホルモンによってじん帯が緩んでいて、ゆがみやすくなっています。
そのため、関節を守るためにじん帯の代わりに周囲の筋肉が頑張ります。

頑張った筋肉が固く縮こまって仙骨の関節を動きにくくして、痛みが出てくることもあります。
だから、座り方に注意をして仙骨がゆがんで固まらないような注意が必要です。